子どものころから誰もが親しんできたであろう『シンデレラ』
今回は、その中でも有名なフレデリック・アシュトン版のあらすじを解説します
他にも華やかなヌレエフ版、バレエ要素が強いシュペルリ版など
バレエ団によって色々な設定で楽しまれている作品です♪
フレデリック・アシュトン
シンデレラといえば、男性も演じることが多い
義母や義姉のコミカルさが魅力♡
振付家のアシュトン自身も実は名ダンサーで、
シンデレラの意地悪な義姉役をとてもコミカルに演じ
会場を沸かせていたそうです
第一幕
継母、二人の義姉、お父さんと暮らすシンデレラ
姉達から不当な扱いを受けながらも健気に働いています
そんなシンデレラをかばってあげられない、気の弱いお父さん、、
優しいシンデレラは、物乞いをする老婆が現れると、父と共に施します
ある日、宮殿から式典長がやってきて、継母と二人の姉に舞踏会の招待状を渡します
働くシンデレラを横目に、せわしなく舞踏会の準備をする姉たち
洋服屋、靴屋、ダンス教師などが次々に現れ大騒ぎ!!
やがてシンデレラを残し、宮殿の舞踏会へ出かけてしまいます
残されたシンデレラはほうきを抱いて踊っています
すると突然、仙女と妖精達が現れます
なんと先ほどの老婆は仙女だったのです!!!
せん‐にょ【仙女】
1 女の仙人。山姫(やまひめ) 2 妖精 フェアリー
デジタル大辞泉
シンデレラに美しいドレスとガラスの靴、かぼちゃの馬車を用意してくれます
春夏秋冬の精と、12人の星の精の踊りが繰り広げられ、
シンデレラの心は解放されていきます
シンデレラは「時計が12時を告げる前に戻るように」と忠告を受けて舞踏会へ向かいます
第二幕
宮殿では舞踏会が開かれています
義母や義姉は、道化師や騎士の踊り
マズルカを楽しんでいます
続いて四季の精、星の精に守られながらシンデレラが登場しますが、
あまりの美しさに義姉たちは気づきません
王子とシンデレラは惹かれ合い、パドドゥを踊ります
無情にも時は過ぎ、時計が12時を打つと
シンデレラはガラスの靴を片方落し、急いで帰っていきます
王子様はそのガラスの靴を手がかりにシンデレラを見つけ出そうと心に決めるのでした
第三幕
王子のプリンセス探しが始まります
その御一行がシンデレラの家にもやってくると聞いて姉達は大騒ぎ!
やがて王子が到着すると、必死でアピールしますが靴は合いません
するとシンデレラがやってきて片方の靴を差し出します
驚く姉達と、今までのことを許すシンデレラ
仙女も現れ二人を祝福しハッピーエンドへ、、、♡
あざと可愛い!?
これはあくまで私の勝手な感想ですが、シンデレラって、ガラスの靴をポロンと落としたり
ドレスを着るとたちまち堂々とした立ち居振る舞いをしたりと、
色々と上手くないですかーー??!!
健気に働きながらも、心の中では輝かしい将来を強く信じていたのだと思います
チャンスの波が来れば乗っかるぞ!という準備が完璧だった気がする!!
良い意味で「あざとくて何が悪いの!?」の女子力を感じます♡
それも含めてシンデレラがずっと愛され続けている理由なのかな~
2021秋Kバレエの公演チケットはこちら
東京オーチャードホールのチケットはまだ残りがあるようです!!
熊川さんはカボチャの馬車に、外車1台分くらいのお金を注ぎ込んだ!と話しておられました
情熱に溢れる熊川さん!!舞台装置だけで美術館が出来そうですね♡
「Kバレエ シンデレラ」と検索してみてください♪
DVD
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