昔はジゼルの気持ちになり、悲しい切ないと見ていたストーリー。
もうすぐ10歳になる娘を持つ母として観ると、
もてあそんだアルブレヒトに腹が立ち、許さない!!と思ってしまいます
最近バレエを始めた大人リーナにもぜひ観てほしい作品です!
そこらの昼ドラよりもえげつないです、、
1841年にフランスで初演
ジゼルは、1841年にパリのオペラ座で初演された
ロマンティック・バレエの最高峰と言われている作品です!
ロマン派の詩人で幻想作家のゴーティエが原案者ということで
まさに幻想的な作品!
1幕 村娘ジゼルちゃんの恋
舞台は中世ドイツ
ぶどうの収穫祭が行われるようなのどかな農園に暮らす
可愛い村娘ジゼル。恋人はアルブレヒト
身体が弱いジゼルがお母さんに頼んで、踊るヴァリエーションは有名です
村娘の可憐さが素敵で、昔から子どもながらに憧れていました
しかーし!!!!この後に、可哀想なことに大悲劇が起こるのです
愛する恋人アルブレヒトは実は貴族
しかも婚約者がいる!!!!
最低ですよね、、、
精神状態が錯乱していき、息絶えていくジゼルちゃん、、
このシーンのダンサーの表現力は一番の見どころです
2幕 ウィリー(亡霊)の墓場
一気に薄暗〜い雰囲気に変わり、背筋がゾクッとする2幕の始まり、、
青白くふわふわと揺れ動く群舞 は、怖いけれど美しい!!
結婚前に亡くなった女性の霊(ウィリー)が踊る様子は
DVDを見ていると子供たちから「怖いから消してー」と言われます
夜中に迷い込んできた男性を、死ぬまで踊らせるというウィリーの伝説
美しいけどこの世のものではない感を出すウィリーの踊りに大注目です
そんな伝説を知らず、自責の念に駆られジゼルの墓前にやってきたアルブレヒト
ウィリー達は彼を囲み、踊らせます
でもそんな中、愛するアルブレヒトを守り抜くジゼル、、切なすぎる恋心!!
(そんな男、守らなくていいのに!!!!!)
そして夜が明け、別れを惜しみながら墓へ消えていくジゼルちゃん、、、、
いつの世も、、
恋愛のストーリーは時を超えても色褪せないのが不思議ですね!
ドロドロの昼ドラのようなストーリーが、100年以上も前に作られたのです
ぜひ大人リーナの皆さまには、
この暑い夏に観てじっくり味わってほしい作品です♡
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