作品について観る知るバレエ

【なぜチョコレート?】スペインの踊り【異国情緒漂う国】

作品について

はじめに

バレエの作品の中で度々登場し、一気に場を華やかにしてくれるスペインの踊り

くるみ割り人形の作品で『チョコレートの踊り』と言われる理由はなぜだろう??

どのような場面でスペインの踊りが使われているんだろう???と気になり調べてみました

チョコレートの歴史

紀元前から、古代メキシコでカカオは「神様の食べ物」とされ、儀式に使用されるなど高級で特別なものだったそうです

1528年 メキシコに遠征したエルナン・コルテス将軍は、現地で飲み、感動した不思議な味わいのチョコレートを戦利品としてスペインに持ち帰りました

その後、砂糖を加え甘い飲み物となりヨーロッパ全土に広まっていきます

チョコレートの魅力をヨーロッパに伝え広めるという重要な役割を果たしたのがスペインだったのです

異国情緒漂うスペインの踊り

マリウス・プティパによって積極的に取り入れられた、ディベルティスマン(ストーリーとは関係なく、場を盛り上げるために挿入される踊り) 

中でもプティパはスペイン舞踊の研究に生涯熱心で積極的に作品に取り入れました

プティパにとってスペインは、ヨーロッパにして異国情緒を感じることができる国であり、自身の思い入れも強い特別な国だったのです

スペインの踊りは、数々の作品の中で観ることができます

『くるみ割り人形』第二幕より

お菓子の国の「チョコレートの精」として踊られるスペインの踊り

『コッペリア』第二幕より

人形のふりをするスワニルダによるスペインの踊り

『白鳥の湖』第三幕より

婚約者を選ぶために披露されるスペインの踊り

『ライモンダ』第二幕より

カスタネットのアクセントが特徴の優雅な踊り

スペインが舞台『ドン・キホーテ』

『ドン・キホーテ』の舞台はスペインバルセロナ

闘牛士の踊り、ファンダンゴなどスペインらしさを一気に感じられる明るい作品です

おわりに

チョコレートのことを調査するつもりがいつのまにかスペインの踊りに夢中になってしまいました

気分も憂鬱になりがちな日本の寒い冬、、、。パッと明るいスペインの踊りに元気をもらい、過ごしていきたいですね♡

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