初めてのバレエコンクールの定番
フロリナ王女のバリエーションについてまとめました
『眠れる森の美女』第三幕で登場
この踊りは『眠れるの森の美女』第三幕
オーロラ姫とデジレ王子の結婚式にて踊られる
「フロリナ王女&ブルーバードのグラン・パドドゥ」の中に含まれています
童話「青い鳥」について
オーノワ夫人による「青い鳥」に出てくる高い塔に閉じ込められたフロリーヌ王女と、青い鳥に姿を変えられたシャルマン王のラブストーリー
ざっくりあらすじ
とても美しいフロリーヌ王女は、幼いころに母を亡くし、父の再婚相手である継母に育てられています
継母にも、実の娘(とても醜い姿との記述)がいます
ある日、フロリナ王女に結婚の話が持ち上がり、他国の王であるシャルマンがやってきます
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シャルマン王は美しいフロリーヌ王女に惚れこみます
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しかし、自分の娘をシャルマン王と結婚させたい継母は、様々な悪だくみを試みます
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ついにはフロリーヌ王女を高い塔に閉じ込め、シャルマン王を青い鳥の姿に変えてしまいます
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フロリーヌ王女が塔の上で悲しみに暮れていると、鳥のさえずりが聞こえ、青い鳥がやってきます
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青い鳥の姿に変えられたシャルマン王は、フロリーヌ王女に真実を告げ、二人は再び愛し合います
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継母による試練は続きますが、最終的に二人は結ばれるのでした
グラン パドドゥとは
グラン(大きい)パドドゥ(二人の踊り)は、
男女で踊る「アダージオ」(のんびり)
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それぞれのソロ(ヴァリエーション)
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再び男女で踊る(コーダ)(盛り上がり)
という構成でできています
「聴こえる〜」ポーズとフルートの音色
フロリナ王女は、青い鳥のさえずりを聞くように耳を澄ましているポーズと、
鳥と遊んでいるような軽やかなステップが可愛らしいですよね
音楽は鳥のさえずりのようなフルートの音が素敵です!
男子の見せ場 ブルーバード
ブルーバードのソロは、青い鳥に姿を変えられた王子様の、鳥のような跳躍が見せ場
こちらは男子のヴァリエーションとして有名です
ディベルティスマン
でもなぜ、「眠れる森の美女」に、関係のない人たちが出てくるのか、、
これは、結婚式のお祝いに来てくれたという設定で、作品とは直接関係のない踊りを取り入れる「ディベルティスマン(余興)」という、バレエの豪華な演出方法です
豪華すぎるメンバー
「眠れるの森の美女」は、シャルル・ペローの童話を元に、
振付はマリウス・プティパ、音楽はチャイコフスキーという豪華なメンバーで
創り上げられた作品です
子どもにおすすめ!
第三幕の結婚式で、同じくシャルル・ペローの童話である「赤ずきんちゃん」、
「シンデレラ」、「長靴を履いた猫」など一気に個性豊かな踊りが見ることができるのです
他にも、カラフルな妖精たちの踊りが出てきたりと、『眠れる森の美女』は小さい子たちにも一番おすすめの作品です
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