コンクール観る知るバレエ

【若手の登竜門】ローザンヌ国際バレエ コンクールとは【Prix de Lausanne】

コンクール

はじめに

若手ダンサーの登竜門とされるローザンヌ国際バレエコンクール

伸びしろを重視し、”ハプニングが起こっても大丈夫!伸び伸び踊りなさい”という温かい雰囲気が好きです

では、具体的にどんなコンクールなのでしょうか

ローザンヌ国際バレエ コンクールとは

ローザンヌ国際バレエコンクールとは、1973年からスイスのローザンヌで毎年行われている、15歳から18歳までを対象としたコンクールです

モーリス・ベジャールと親交があったスイスの実業家フィリップ・ブランシュワイグが

若手ダンサーに、世界的に知名度のあるバレエ学校で学ぶ機会を!という思いで設立しました

コンクールの開催地

コンクールの基本的な開催地はスイス、ローザンヌにあるパレ・ド・ボーリュ(ボーリュ劇場)でした

Wikipediaより ボーリュ劇場

過去には、コンクールの知名度を上げるためにニューヨークや東京、モスクワで行われたこともあるそうです

スイスで一番古い歴史を持つボーリュ劇場は、現在全面改装中(2022年1月現在)

そのため2020年は、美しい湖畔都市である、モートリアムのオーディトリアム・ストラヴィンスキーで行われました

どちらの場所も、出場者の方たちにとって生涯特別な場所になりますね

選考の流れ

選考の流れは

医療関係書類の提出 (やせすぎはダメ!心身の健康を重視)

ビデオ審査

古典(クラシック)部門

現代(コンテンポラリー)部門 となっています

+  

審査期間に行われるレッスンの姿勢も審査対象になります

どんな賞がある?

スカラシップ賞

受賞者が希望するスクールへ授業料免除で1年の留学ができ、留学中の生活援助金も支給されます

希望できるスクールの数の多さから、世界中のバレエ団からの期待が伺えます!

プロ研修賞

17歳以上の参加者が獲得できる賞

世界の著名バレエ団へ1年間研修生として参加する権利と、その間の生活費が与えられます

コンテンポラリー賞

コンテンポラリー・ダンスに優れた人、一名に与えられる賞

ベスト・ヤング・タレント賞

スカラシップ賞は受賞できなくても、優れた芸術性を発揮したファイナリストにルドルフ・ヌレエフ財団から授与される賞

ベスト・スイス賞

スイスのスクールからの優秀な参加者に贈られる賞

スイス国籍でなくても、2年以上の在住とスクールに通った実績があればOK!

観客賞

当日の会場で見守っていた観客が選ぶ賞

「ローザンヌ国際バレエコンクールを観るツアー」などもあるようです!

WEB観客賞

WEBからの投票により決められる賞

歴代受賞者

これまでの受賞者は、

熊川哲也さん、吉田都さん、二山 治雄さん、上野水香さん、菅井円加さんなど第一線で活躍されている方ばかり

このコンクールの意義が『若手ダンサーの登竜門』という言葉に言い表されていることがわかります

おわりに

たくさんの可能性を秘めたローザンヌ国際バレエコンクール

世界中の若きバレエダンサーが一堂に会しこれまでの力を発揮する特別な機会を、私たちも一緒に応援したいものですね♡

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