モーリス・ベジャール氏が設立
フランス出身の振付家であるモーリス・ベジャール氏が1959年に振り付けた『春の祭典』の大成功のより
翌年1960年にベルギーのブリュッセルに『20世紀バレエ団』 が結成されました
その後『モーリス・ベジャール・バレエ団』(ベジャール・スイス・ローザンヌ)となり
スイスのローザンヌに本拠地を置き『ボレロ』『バレエフォーライフ』『リュミエール』
など数多くの名作を生みだし、バレエ界に影響を与えてきました
2007年にモーリス・ベジャール氏が亡くなられてからは、ジル・ロマン氏が芸術監督として
彼の遺志を引き継ぎつつ新しい作品も生みだし、進化し続けています
創り出す舞台は最先端の総合芸術
あらゆることへの好奇心が旺盛で日本文化への理解も深かったというベジャール氏は
歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」を題材に、『ザ・カブキ』を振付け、東京バレエ団の
オリジナル作品となっています!
ベジャールからのメッセージ
稲森和夫さんによる稲盛財団から『京都賞』を受賞したときのベジャール氏の
言葉が素敵だったのでシェアします♡
舞踊とは結合です
それは人間と人間との結合であり 人間と宇宙との結合であり 人間と神との結合なのです
口で語られる言葉は、幻想の領域を脱することはできません
言葉を理解したと思っても 私たちを欺くイメージを隠し持つため
バベルの塔のように どうどうめぐりの意味論への迷路へと 誘いこんでしまうのです
人間は長く話し合えば話し合うほど 完全に合意するより 争いになることの方が多いのです
また 踊るということは 動物の言葉を話し 石ころとコミュニケートし
海の唄う歌や そよ風を理解し 星とともに夜空を探索することであり
存在の極致に近づくことでもあります
踊ることは 私たちの人間という貧しい条件を完全に超越して 宇宙の深遠な営みに
全身で参加することなのです
![](https://mamarina-loveballet.com/wp-content/uploads/2021/08/darryl-brian-bDn1Wi1ixLw-unsplash-1024x683.jpg)
モーリス・ベジャール・バレエ団2021日本公演
今年はラッキーなことに、文化庁の子供文化芸術活動支援事業として、18歳以下の子どもたちが
無料で招待されることが発表されました!
座席表を見てみると、とても広く子どもの無料席が設けてあることがわかります!
この機会に子どもたちにもモーリス・ベジャールの世界を味わってもらいたいですね
詳細はNBS(日本舞台芸術振興会)公式HPをご覧ください
モーリス・ベジャール氏と親交の深かった佐々木忠次さんについてはこちら
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