バレエの歴史観る知るバレエ

【何が変わった?】フランス革命とバレエ【バレエも変化】

バレエの歴史

フランス革命とは

フランス革命とは、1789年から1799年まで約10年間かけて行われたフランス市民による”革命運動”のこと

王様が絶対的な権力を持つ『絶対王政』から、国民全員が権力を持つ体制へと変わりました

200万人もの命を犠牲にし、ようやく『人々は生まれながらにして自由であり、平等な存在だ』という考えが広まりました

フランス革命が舞台の『パリの炎』

エネルギッシュな踊り『パリの炎』はまさに、フランス革命を題材とした作品です

トリコロールカラーに込められた意味

トリコロールカラー(Tricolore)とはフランス語で「3つの色」という意味

この3つの色の由来は、フランス革命時に、パリ市のシンボルカラーであった青色・赤色と、

王政の色であった白色を組み合わせ「君主と民衆の同盟」を表しているという説が有力だそうです

フランス革命前のバレエ~宮廷から劇場へ~

ルイ14世の時代(1643-1715)はまさに、バレエの大改革がされたバレエ黄金期でした

1661年には王立舞踏アカデミーを創立、1713年にはオペラ座バレエ学校を開校し、バレエは貴族の楽しみから舞台芸術として変容、体系化されていきました

しかし、上演される作品は、神話や高位の人が主役のものでした

フランス革命後のバレエ~ロマンティックバレエ~

フランス革命の後は、これまでの伝統や権威に反発し、自由で神秘的なものを重んじるロマン主義がヨーロッパ全土に広まりました

バレエ界もその影響を受け、自由や愛を題材とし、妖精悪魔亡霊が登場する、非現実的で幻想的なものが作られるようになりました(ジゼル、ラ・シルフィードなど)

その中で、”人間を超越した軽やかさ”をもとめ、ポワントで踊る方法も生まれたのです

その後ロシアへ

その後ロマン主義の衰退、1873年のオペラ座の火災をきっかけにバレエの舞台はフランスからロシアへと移っていきます

バレエ学校を創設するなど、バレエ文化の発展に情熱を注いだロシアの皇帝の存在

さらに、フランスから招かれたマリウス・プティパロシア生まれのチャイコフスキーの名コンビが生まれ、バレエはさらなる発展へ繋がります

おわりに

人々が自由を求めたフランス革命が、トウシューズにもつながっているのですね

お付き合いいただきありがとうございました

『トウシューズのすべて』レビュー

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