作品について観る知るバレエ

もっと『ロミオとジュリエット』を楽しむ豆知識

作品について

はじめに

今年の春は多くのバレエ団による『ロミオとジュリエット』が上演されるということで、

舞台をもっと楽しむための情報を集めてみました♡

物語の舞台『ヴェローナ』は街全体が世界遺産

『ロミオとジュリエット』の舞台、イタリア・ヴェローナは、イタリアの観光都市ミラノとベネチアのちょうど真ん中にあります

ローマ時代の遺跡や中世の街並みが残るこの場所は、2000年に「ヴェローナ市街」として旧市街地全体が世界文化遺産に登録されました

ヴェローナの歴史

ヴェローナは、位置的に交通の要所であったため、ローマ帝国の時代から栄えていました

物語の舞台設定である14世紀は最盛期で、その頃イタリアでは、皇帝派教皇派に国内が二分されていたそうです

このことは、ヴェローナに住む人たちの間にも、対立関係生み出す要因となっていました

モンタギュー家キャピュレット家の対立も、当時のヴェローナ情勢を背景にしたものです

古代ロマン漂うアレーナ(円形闘技場)

ヴェローナの街の中心にあるアレーナ・ディ・ヴェローナ(円形闘技場)は、紀元前1世紀初めに完成し、ほぼ形をそのままに存在し続けているという、保存状態の良い奇跡の建物

ここでは今も毎年野外コンサート等が行われているそうです

ウクライナ出身のセルゲイ・ポルーニンが、なんとこの地で『ロミオとジュリエット』を上演した際の動画を発見!!

時空を超えた不思議な感覚に陥りそうです

幸せを呼ぶジュリエッタの家

ヴェローナで常に観光客で賑わっているのは、有名なあのバルコニーが造られたジュリエッタの家

ジュリエッタの像の胸を触ると幸せになれるそう♡

有名なバルコニーのシーンのように、この場所で愛の告白をするカップルも多いそうです

セルゲイ・プロコフィエフは現ウクライナ生まれ

バレエ音楽『ロミオとジュリエット』の作曲家であり20世紀を代表するロシアの音楽家セルゲイ・プロコフィエフは、現ウクライナのドネツク州生まれ

この地には彼の名前が付けられた空港もありましたが、2014年に紛争の地となってしまい今は機能していないそうです、、、

Wikipediaより

有名な曲は『騎士たちの踊り』

よくCM等で耳にする音楽は、『騎士たちの踊り(モンタギュー家とキャピュレット家)

重厚感のある音楽と中世ヨーロッパの舞踏会の様子で、見ごたえある場面です

シェイクスピアの名言

数多くの名言を残したことでも有名なシェイクスピア

現代を生きる私たちにも気づきをもたらしてくれそうな彼の名言を少し紹介します

  • Peace is the mother of arts 平和は芸術の保母である
  • No legacy is so rich as honesty 誠実さほど豊かな遺産はない
  • A fool thinks himself to be wise, but a wise man knows himself to be a fool 愚者は己が賢いと考えるが、賢者は己が愚かなことを知っている

おわりに

ウクライナとロシアの情勢が気になるこの頃

日本でスタートする舞台『ロミオとジュリエット』にも繋がりがあることがわかりました

世界平和があってこその芸術の発展

今こそバレエ界からもシェイクスピアの想いが世界中に届きますように♡

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