はじめに
ローザンヌでの可憐な踊りが印象的だった『フローラの目覚め』
「フローラって何から目覚めたの?!」
「フローラって誰??」
という娘の質問に何一つまともに答えられなかったので、調べてみました!
作ったのは
作曲は、イタリアの作曲家であるリッカルド・ドリゴ
振付はマリウス・プティパ
台本を書いたのはマリウス・プティパとレフ・イワノフ
この3人の名前を調べていると、同じように一緒に作り上げた作品がいくつも出てきました
宮廷の結婚祝賀典のために作られた
この作品は、1894年にロシアの宮廷で行われた結婚祝賀典のために作られたものだそうです
このバレエは、クセニア・アレクサンドロヴナ大公女(皇帝アレクサンドル3世と皇后マリア・フョードロヴナの娘)とアレクサンドル・ミハイロヴィチ大公の結婚祝賀典のために作られた。
フローラの目覚め – Wikipedia
「アナクレオン風」の1幕物
恋愛やお酒について気楽に歌ったものを「アナクレオン風」というそうです
この聞きなれない「アナクレオン」という言葉の由来は
古代ギリシャの抒情詩人アナクレオンの名前に由来するそうで、
豊かな感受性で愛されていた方だそう
あらすじ
フローラはもともとクロリスと呼ばれるギリシャの妖精だった
↓
ある日、西風の神ゼフィルスが彼女を見て、恋に落ちる
↓
結婚♡
↓
愛の証拠として、ゼフィルスは花、植物、木、果樹園を支配する力を与え
クロリスは花の女神フローラになった
というものだそうです
(参考 フローラ|の目覚めマリウス・ペティパ協会 (petipasociety.com))
妖精から女神への「目覚め」だったのですね!
パ・ド・カトル創作
この1幕物のバレエから、 2004年にユーリ・ブルラカによって
ディアナ(月の女神)、オーロラ(暁の女神)、ヘーベ(青春の女神)、フローラ(花の女神)の
パ・ド・カトル(4人の踊り)が創作されました
このパドカトルに関しては、2018年のワガノワアカデミーの映像がありました
音楽だけでも美しすぎる、、、
長い間眠っていた貴重な作品
宮廷のために上演された後、帝室マリインスキー劇場で一般上演されていたこの作品ですが、
ロシア革命が起こると50年もの間演じられず眠っていたそうです
少しずつ再注目されはじめ、
セルゲイ・ヴィハレフが2007年にこの作品でゴールデンマスク賞を受賞したことで完全復活‼
こんなに素敵な作品を今観ることができているのは奇跡的なのですね
CD発見♡
2020年収録のCDがドゥッシュドゥッスゥさんから発売されていました
「人形の精」全曲も収録されているそうです
気になる方はこの機会にチェックしてみてください♪
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