バレエの動き改善専門の鍼灸院「専心良治」の島田智史院長のハンドブックシリーズ第3弾
『あなたの「できない」を解消する!バーレッスンハンドブック』
が、昨年12月3日に発売されました
さっそく読んでみたのでシェアさせていただきます
島田智史先生について
この本の著者である島田智史先生は、東京都港区で、バレエ・ダンサーの動き改善を専門とした鍼灸整体院『専心良治』を主宰されています
これまで書かれた「ハンドブックシリーズ」は、身体の整え方や筋肉の動き、解剖学がバレエ目線でよくわかる内容で、バレエショップでも大人気シリーズとして目立つところに並んでいます
バレエと整体の共通点
なぜ島田先生がバレエを整体として扱っていらっしゃるのか
この動画の中で
「バレリーナが美しかったり可動域が大きかったりするのは、関節や筋肉を正しい位置で使い続けた究極の姿」
これは、身体を本来のあるべき状態にする整体と共通しているだと述べられています
バレエが、ただ楽しいだけでなく”整体”としても機能しているということは、大人バレエにとっても嬉しく、寒い日も教室に足を運ぶ後押しとなりますね♡
バーレッスンとは
クラシックバレエのレッスンでは、初めにバーに片手を置き、右側→左側と少しずつ身体を動かしていきます
このバーレッスンの動きには、踊るための身体の正しい使い方の要素が凝縮されており、
プロも同じことを日々コツコツと行っているそうです
バーレッスンの動きの意味
バレエというとやはり、センターで大きく踊る動きに憧れますね
この本の中では、バーレッスン一つ一つの動きが、どういう意味をもって、どのような体の動かし方のために存在しているのか解説されています
呼吸上手になれる
呼吸は、人間にとって一番簡単にインナーマッスルにスイッチを入れる方法だそうです
レッスン前に行っておくべきセルフチューニング方法からレッスンで意識するコツまで、細かく丁寧に解説されています
特に横隔膜を意識し使えるようになるとたくさんのメリットがあるようで、私自身も取り入れてみたいと思っています
よく耳にする「背中に空気が入るように」という言葉の持つ意味も初めて知りました!
「できない」の解決のヒント
私はひざ裏が伸びないのが悩みで、必死に「膝裏、膝裏、伸びろ、伸びろ、、、」とひたすら押し込み、視野が狭くなっていたのですが、この本を読んで、身体全体の「つながり」を正しく認識することが大切だと気付かされました
誰しも苦手なポイントはあると思いますが、東洋医学や整体の視点から考えてみることは、解決のヒントになるかもしれません
この本の中では、手の指1本1本が、身体のどこにつながっているのかまで解説されています
この「連動」を学び、意識するとバレエレッスンの質がぐんと高まる気がします!!
全体の感想
この本を読み進め、呼吸と身体のつながり、指から身体への繋がりの解説がとても面白く、何度も「ほおー!!」と声が出そうになりました
例えば、カンブレで後ろに反りやすくなる指の使い方、呼吸法など、教えてもらわないと気付かないポイントが盛りだくさんで、普段のレッスンとはまた違う視点で読み解いていくことができました
バーレッスンの動きの解説では、顔の付け方まで説明されており、これからバレエをスタートする方にとっても支えとなる1冊だと思います
帯に書かれていた「バーレッスンを整体的に読み解く」が見事に実現された1冊でした♡
小さい子どもたちを見ていると、身体で覚えていく姿が微笑ましく、羨ましく思えますが
大人のバレエでは特に、「知る」ということが、重要だと感じました
そして行き着く所はやっぱり
「大人バレエって最高♡」です!
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